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測定前エラーを回避するには?血液ガス分析の検体採取と適切な取り扱い

血液ガス分析で正確な結果を得るために、適切な検体の処理、攪拌、測定までの時間がとても重要です。ここでは、動脈採血とキャピラリー(毛細管)採血の正しい手順をわかりやすいビデオでご覧いただき、動脈血分析の前処理における留意点について解説します。正確な測定結果を得るためにお役立てください。

ビデオでわかる!動脈採血とキャピラリー(毛細管)採血

動脈採血手順ビデオ

適切な検体処理、攪拌、測定までの時間が、正確な測定結果を得るためにとても重要です。

シリンジを使用し、橈骨動脈から血液ガス検査用の検体採取方法について詳しく解説するビデオをご用意しました。画面をクリックしてご覧ください。フルスクリーンでご覧いただくことも可能です。


キャピラリー(毛細管)採血手順

適切な検体処理、攪拌、測定までの時間が、正確な測定結果を得るためにとても重要です。

キャピラリー(毛細管)採血の検体採取方法について詳しく解説するビデオをご用意しました。画面をクリックしてご覧ください。フルスクリーンでご覧いただくことも可能です。

前処理における留意点

  • 大気による検体コンタミ
    検体内に残る気泡が測定値に影響を与え、特にpO2値が大きく偏りますので、測定前には必ず空気を抜きましょう
  • 凝固
    凝固が形成されている検体を測定すると、装置の流路が凝固でふさがれてしまう可能性があるため、採血後できる限り早く、抗凝固剤と血液を攪拌しましょう
  • 溶血
    圧力をかけて極端に細い針を使って採血したり、乱暴に混和したりすると、赤血球が破壊され成分が放出される可能性があります
  • 赤血球の沈殿
    赤血球が抗凝固血内ですぐに沈殿するため、分析装置は赤血球を過多または過少に吸引し、総ヘモグロビン結果に影響が出ます
  • 希釈エラー
    混沌としている動脈経路または注入部位に近すぎる部位からの採血、または液体ヘパリンを使用していると、すべての結果が検体コンタミの影響を受ける可能性があります
  • 分析遅延によるエラー
    血液ガス分析は10分以内に検査を実施し、採血後30分以上放置しないでください