平野さんインタビュー
大学2年生の臨床実習を行った際、病院への就職ではなくメーカーで働きたいと考えたのがきっかけです。自分の性格では同じ場所で働くより、毎日いろんな場所に行ったり自由に働ける方が長く楽しく仕事に向き合えると思いました。漠然とではありますが海外に憧れもあって、外資系企業かつ画像診断機器メーカーで就職活動を開始しました。学生の頃は外資系企業であればいいかなとぼんやり思っていましたが、実際に働き始めるとSiemens Healthineersというブランドに対するお客様からの信頼の厚さを感じる事も多くあります。
シーメンスヘルスケアは外資系企業なので入社前はドライなイメージが強かったのですが、入社後は想像以上に教育に時間をかけてくれることに驚きました。Application Specialistですので、担当製品に関わる幅広い知識は必須です。シーメンスヘルスケアは教育ツールとして動画や資料が豊富にまとめられていましたし、先輩にお客様役をお願いし、実際に得た知識をどう伝えるかというロールプレイングを何度も行いました。学習する項目が多く、心が折れそうになる事もありましたが、それだけ時間をかけて教育してもらったうえで、先輩社員との同行訪問を計画してくださるのは教育体制として非常に丁寧だと思いました。
あとは担当モダリティへの愛が強い先輩が多いです(笑)自社製品を好きな人が多いので、そういう姿を見ていると入社前のドライなイメージは全くなくなりました。むしろ、たまには力を抜いていいんだよと優しい言葉を掛けてもらうこともあり、研修中に緊張でガチガチになっていた私は救われました。
私も入社前、英語は話せず、今もしっかりと話せるわけではありません。しかし、オンライントレーニングだと字幕も出ますし、テキストを事前にいただけるので予習していれば特に問題はありませんでした。研修では分からない部分があってもその後、先輩がフォローしてくださったのでしっかりと知識を身に着けることができました。もちろん英会話教室に通う人も多いですし、最新の社内資料は英語ですので英語力は必須ではあると感じています。今後、私も英語力を身に着けたいと思っています。
Specialist というだけあってとにかく勉強することが多いです。最初は1.5TのMRI装置だけでしたが、段々と対応できる製品ラインナップが増え、幅広い診断領域の勉強ができました。教育ツールが豊富にあるので在宅で製品の勉強が出来る事はもちろん、海外とのオンライントレーニングも興味深かったです。実際にドイツや上海の装置とリモートで繋いであって、リアルタイムで撮影した画像を見ながら学習できるのも非常に新鮮でした。テキストが配布されますので英語に不安があっても予習・復習をすることができます。
また顧客訪問や出張が多い事は知っていましたが、実際に働きだしてみるとメール対応や報告書の作成も多く、1日の時間を効率的に使うよう意識するようになりました。移動時間にメールを返信したり等、できるだけ早めに対応し仕事を溜めないようにしています。
仕事上、顧客への訪問前など、学習する時間が必要なのでマネージャーに相談するとスケジュールを調整してくれます。社会人になる前は、人間関係に悩んだりすることもあるのかなと不安になっていましたが、エデュケーション本部は助け合いの文化があるので常に先輩たちがフォローしてくれています。リモート業務も多いですし、実際に先輩たちに会える機会は限られていますが、チャットや電話で手厚くフォローしてくださるので安心感があります。その分、先輩に会えた時には感謝の気持ちを積極的に伝えるチャンスだと思っています。
入社したばかりの頃は、毎日一人で勉強していてこんなに人に会わなくて大丈夫かな?と不安も多かったですが、離れていても助け合う文化があるので今は無理のない勤務が出来る事に魅力を感じています。デジタル化が進み、紙の領収書を提出する必要のない経費精算システム になったので、わざわざ経費精算のために出社しなくてよくなったのも魅力です
出身が九州なので、今まで行ったことのない東北や北海道などに行けることは楽しいです。なにより食べ物や文化が違うことに面白さを感じます。外資系企業はとにかく働くイメージでしたが、出張で地元に行く時も有給休暇を一緒に取得して実家でゆっくりすることができ、ワークライフバランスもしっかりと保てています。先輩社員やマネージャーから積極的に休暇を取るよう声を掛けていただきますし、実家の母からはこんなに休んで大丈夫?と聞かれたくらいです(笑)。夏期休暇を6日間自由に取得できるところも飛行機の安い時期に帰省や旅行を計画できるので嬉しいです。
撮影した画像に対してお客様に喜んでいただいたり、数日間という短い期間で信頼関係を築けた時は次も頑張ろうと思います。また「次回もお願いしますね」と言われた時は本当に嬉しかったですし、勉強が大変だった分、それを活かせることに喜びを感じます。自分の努力がダイレクトに医療従事者の方への貢献に繋がるというのは責任も大きい分、やりがいも大きいです。私がこの施設に訪問したことでお客様に対して何かを残したいという気持ちがあるので、どれだけしっかり準備が出来るか、お客様に対して何ができるか日々想像することを大切にしています。
トレーニングセンターには全国のユーザーが視聴できるオンライントレーニングの撮影や配信ができるようになっています。実際、研修ではApplication Specialist としてデビューする前に、クラスルームトレーニングやオンライントレーニングができるようになるよう研修が組まれています。オンライントレーニングでもお客様から沢山の質問がありますので、訪問でのトレーニングとはまた違った緊張感があります。
入社前は海外に行きたい、マーケティング部門も興味があるな、と漠然と思っていましたが実際に働き始めると社内にはもっと沢山のキャリアパスがあるのだと知りました。まだ何をしたい!という希望は固まっていませんが、これからゆっくりと探していきたいと思います。ただ、今はApplication Specialistとしてもっと研鑽を積んでいきたいという気持ちが強いです。
Application Specialist の仕事は、初めて会った人、初めて訪問する施設で関係を作る、これの繰り返しです。相手の求めるスピード感や知識の深さを感じ取って、それに合わせた説明の仕方は出来るようになってきたのかなと思っています。ただ、先輩を見ていると私以上に話の引き出し方や話題なども豊富なので私も頑張って追いつきたいです。
私も就職活動の時はとりあえずどこかの企業に入りたいなという気持ちでしたが、いろいろな選択がある中でシーメンスヘルスケアに入れてよかったなと思います。他の環境は分かりませんが、未熟な自分が成長している感覚がある事、それを手助けしてくれる環境がある事がありがたいです。学生の頃はシーメンスヘルスケアという会社は自分にとって高い壁だと思っていましたが、思い切って挑戦して良かったです。