SOMATOM Drive

SOMATOM Drive"Drive precision for all" - DSCT のベネフィットを全ての人へ

Dual Source CT (DSCT) による最先端の検査をルーチン検査に・・・
SOMATOM DriveはSOMATOM ForceのDNAを継承した次世代のDSCTテクノロジーで低侵襲かつ診断精度の高いCT検査を全ての人に提供します。さらに、複雑な手順を簡略化しCT検査のスタンダードを引き上げます。

特長

可能な限り低侵襲なCT検査を求めて
SOMATOM Driveは、低管電圧の積極的な活用によりさらなる被ばく低減に加えて造影剤使用量の低減が期待できます。低管電圧撮影は被検者の体型や検査に依存するため、従来その適応には制限がありました。SOMATOM Driveでは被検者の体型、検査の種別を問わず低管電圧スキャンプロトコルをルーチン検査として実施でき、さらに低侵襲なCT検査を実現します。


多様な診療領域で妥協のないCT検査を目指して
SOMATOM Driveは、 DSCTテクノロジーによって75msという高い分解能や秒間450mmを超える高速撮影を可能にしています。これにより、心拍数低下を目的としたβブロッカーの投与が不要な心臓CT検査や息止めを必須としない撮影はもちろんのこと、検出器の幅に依存せずに、一般的なSingle Source CTでは実現困難な広範囲を短時間で撮影することができます。また、ルーチンデュアルエナジー検査や広範囲の4D Imagingが可能となります。


さらなるワークフローの最適化とプロセスの効率化を求めて
SOMATOM Driveは、新しいコントロールパネルによる直感的なシステム制御や標準・簡略化されたプロセスと様々なアシストファンクションによりハイレベルのルーチン検査を夜間や救急でも対応可能にし、専任外オペレーターが対応する場合などの通常とは異なる状況においても最適なパフォーマンスを発揮できます。

技術情報

Straton MX Sigmaは、低管電圧においても最大1.5A(750 mA×2)の管電流設定が可能なハイパワー新型X線管です。70kVから140kVまで10kVステップで管電圧を設定することができ、ATVS(Automated Tube Voltage Selection)機構であるCARE kVによって、検査目的や被検者の体型に合わせた自動管電圧設定も可能です。


SOMATOM Forceから継承した「Stellar Infinity Detector」と、新型X線管の「Straton MX Sigma」を2対搭載したSOMATOM Driveは、高速二重らせん撮影であるDrive Spiral Scanによって息止めを必須とせず、臓器の動きによるブレを抑えた高速撮影を広範囲に適用することができます。


新しい被ばく低減技術である、X線スペクトラムの変調技術を搭載しています。これにより検査目的に最適化されたX線スペクトラムを実現し、画質を損なうことなく一般的な胸部レントゲン撮影と同等な被ばくレベルで胸部CT検査を実施することが可能です。