2020年4月1日より、アルカリホスファターゼ(以下ALP)と乳酸脱水素酵素(LD)の日本臨床化学会(以下JSCC)の勧告法が国際臨床化学連合(以下IFCC)の標準測定操作法と同等な方法へと変更されます。また、JSCCでは2021年3月31日までに変更完了を達成することを目標として掲げています。特にALPの測定値は、現行法に比べておよそ1/3になることがわかっており、患者や臨床医への影響は大きいと考えられます。
共通の「ものさし」となる勧告法(測定法)が変更されることにより、患者の測定値はどのように変わり、また、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか