各臓器ごとに最適な撮像を実現
FlowMotion はリニアモータ駆動式寝台を採用し、世界初*の速度可変型連続移動によるPET全身撮像を実現しました。各臓器や領域ごとに必要な条件を組み合わせることができ、撮像スピードも自在に調整できるので、柔軟な設定が可能です。また、CT撮影範囲もPET同様に設定でき、被ばく低減にもつながります。
*2016年11月自社調べ
撮像範囲も時間もオーダーメイドで
一般的なStep&Shoot撮像では、装置側の制限により任意の撮像範囲は設定できないため、必要のない範囲まで撮像するケースがあります。FlowMotion は、必要最小限の範囲設定を可能にし、短時間PET撮像設定に自由度をもたらします。また、CT撮影範囲もPET同様に設定できるため、被ばく低減にもつながります。さらに0.1~20 mm/秒までの速度可変技術により、任意範囲での目的別撮像が可能です。さらにそれを組み合わせることができ、さまざまな撮像を1つのプロトコルにまとめることができます。
1回の全身収集で複数の画像再構成を行うことができます。
優れた均一性と定量性
PET検出器感度は有効視野中心が高く辺縁が低いため、感度分布は三角形になります。不適切なオーバーラップでは不均一となりますが、最適化したオーバーラップに固定することにより、Step&Shoot撮像において均一なSNRが得られるように工夫されています。最適なオーバーラップで常に合計100%とすることで均一性を図っていますが、検出器位置により僅かにSNRが異なります。FlowMotionでは同一速度で撮像することで、検出器位置に関わらず、Absolute(完全)な均一性を再現できます。早期像と後期像や、治療前後の撮像およびモニタリングにおいて、Step&Shoot撮像で生じていた撮像時の検出器位置による、僅かなSNRの違いが原因でおこる再現性の課題を解決します。