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尿中微量アルブミン測定尿中微量アルブミン測定で糖尿病性腎症を早期発見

糖尿病性腎症の初期には「微量アルブミン尿」現象が現れます。尿中微量アルブミンのみが認められる早期腎症期を的確に診断し、血糖コントロール等の適切な治療を行うことで進行を阻止することができ、糖尿病合併症予防につながります。

なぜ重要なの?尿中微量アルブミン検査

糖尿病患者の多くは糖尿病性腎症の予備軍であり、その早期発見に尿中微量アルブミンの測定が有効とされています。糖尿病性腎症は日本において透析導入患者の原因疾患の1位と言われており、早期発見・早期治療が重要です。また、慢性腎臓病(CKD)の患者は尿中微量アルブミンの現出段階から心血管イベント(CVD)の発症リスクが高いという報告がされています。

早期腎症の段階でわずかに排出される尿中微量アルブミンをいち早くキャッチし、運動療法や薬物療法など適切な処置を早期に行えば、糖尿病の症状をコントロールすることで腎症以外の合併症予防効果が期待できます。糖尿病性腎症の早期発見の指標として広く認識されている尿中微量アルブミンについて、クリニックの事例とともにわかりやすく解説します。

尿中微量アルブミン測定の有用性

クリニックで尿中アルブミンも測定を実施している先生方のインタビュー記事をご覧ください。

小川 眞広 先生

地域密着型の竹ノ塚診療所では、糖尿病や高血圧患者様の治療や経過観察の指標として尿検査を活用されています。気軽にできる尿中アルブミン定性検査は、糖尿病患者に限らず高血圧患者の動脈関連疾患の合併症を早期発見するためのスクリーニング用ツールとして、また、患者さんに納得して治療を受けていただくためのコミュニケーション用ツールとしても役に立っています。


国際医療福祉大学医学部 臨床検査医学主任教授下澤 達雄 先生

尿中アルブミンとクレアチニンの定量検査の多くは汎用の生化学装置を使って測定しているため、採尿から測定値が得られるまで時間がかかります。DCAバンテージを使えば、尿中アルブミン/クレアチニンを同時測定、しかもその場で測定結果が得られます。


平光ハートクリニック院長:平光 伸也 先生

ハートクリニックは通常のクリニックより微量アルブミン尿を呈する患者様の頻度が高い可能性があるため、平光ハートクリニックの外来で治療通院中の高血圧患者を対象に、顕性蛋白尿と微量アルブミン尿の頻度を検討しました。驚きの結果は?


「尿中アルブミン定量検査を受けた糖尿病患者の34.2% がアルブミン尿陽性」という驚きのデータ* があります。

糖尿病性腎症を早期発見し、治療を開始することで重症化を予防することができます。また、定期的に検査することにより患者様の治療に対する意識も向上するため、定期的に通院してくれます。

尿中微量アルブミン測定を手軽にできる測定装置と試験紙

診療所・クリニックで簡単操作で手軽に尿中微量アルブミン測定ができる測定装置と尿検査試験紙があります。アルブミン/クレアチニン比の自動計算や目視検査を機械化するなど、多忙な看護師の皆さまの負荷軽減をサポートしながら、糖尿病性腎症の早期発見と心血管イベント発症リスクの低減にぜひご活用ください。