画像のポイント:呼吸同期不良で輪郭がぼけていたのでSMSによる非呼吸同期で再撮影し、明瞭な画像を得ることができた。
約8分程度かかる呼吸同期がSMSでは2分30秒で可能なため、再撮影による患者様の負担を低減することができる。同期不良は時間だけがかかり十分な画質が得られないが、SMSではきれいな画質、かつ検査時間内に撮影を終了することができる。TR 1000/2000/3000/4000msで比較した結果、信号強度は4000msで最も高く得られたが鮮鋭度が低下、1000msでは鮮鋭度はよいが信号強度が低いため、当院では2000msを採用した。スライス厚は3/4/5mmで検討した結果、鮮鋭度が良い5mmを採用した。
- 症例:HCC
- 所見:肝右葉にHCCのラジオ波後
- 使用オプション:SMS EPI