MAGNETOM Cima.X

Make the difference.

商用機としては初の最大傾斜磁場強度200mT/mという超強力傾斜磁場を搭載した全身スキャナです。この超強力傾斜磁場コイルは、拡散強調画像の画質を大幅に改善し、組織の微細構造のより深い探求に貢献します。これにより、各ボクセル内にある組織の理解が深まり、疾患を解明するために有用な情報をより多く得られる可能性があります。

MAGNETOM Cima.Xに搭載されているGemini Gradientsは、Connectome scannerから着想を得たMulti-GPA Technologyを搭載し、2つのGPAを同時駆動させることにより最大傾斜磁場強度 200¹ mT/mという強力なパワーを実現します。これにより、非常に高いb値においてもTEを短縮し、SNRの大幅な改善が可能となります。

超強力な傾斜磁場を用いることで、傾斜磁場コイルの発熱が生じ、冷却に必要な時間が延長するため、結果として撮像時間の延長が問題となります。これに対し、新たな水冷技術としてHydroCore Coolingを搭載しています。従来の水冷技術と違い、傾斜磁場コイルの中空導体に冷却水を通すことで効率の良い冷却を実現し撮像時間を短縮します。

「現在、研究者と共同で拡散MRIに関する研究を進めていますが、拡散強調画像を用いてmicroscopicな次元での構造を正確に測るためには、少なくとも150mT/mの傾斜磁場強度が必要だと示されています。」 ²

Prof. Matilde Inglese
^{Professor of Neurology, University of Genova,
Italy and Head of the Multiple Sclerosis Center,
University Hospital, Genova, Italy} 

Deep Learning を用いた画像再構成技術であるDeep Resolve により、撮像時間の短縮と高画質化を同時に実現します。

Explore the Siemens Healthineers journey of breakthroughs in MRI that continue to steer the clinical and science community.

Open Reconは、研究用にカスタマイズした画像再構成アルゴリズムをあらかじめ装置の画像再構成Unit内に適切なプロセスでインストールすることで、装置上でリアルタイムに画像再構成を行うことのできる技術です。

「Open Recon を用いることで、より簡単に、効果的に、かつ効率的な国際協力が可能になり、違いを生み出すために研究パートナーとのグローバルネットワークを拡大することができます。」²

Prof. Matthias Stuber,
^{Head of CIBM MRI CHUV-UNIL 
Lausanne, Switzerland}

呼吸情報などの生理学的なデータをfMRIのデータ収集と同時に記録することが可能です。これらを利用することにより、生理学的なデータとfMRIデータの相関関係を用いたfMRIデータの修正が可能となり、データの精度が向上します。