医療施設を取り巻く環境は厳しく、多くの外科医は日々の検査でよりパワフルに活用できる装置を求めています。しかしながら、それらのリクエストはハイエンドシステムに搭載されていました。そこで私たちSiemens Healthineersは、高機能と経済性を合わせもつ新しいシステムCios Select FDを開発しました。
「Cios Select FD」は、Ciosシリーズの中でもっともコンパクトで、整形外科領域で定評のあった「Cios Select」にFD技術を取り入れた、FD搭載モバイルCアームイメージングシステムのエントリーモデルです。これまでハイエンドモデルが中心であったFD搭載モバイルCアームイメージングシステムのラインナップを拡充することで、血管内治療や脊椎手術に加え、外傷や関節などの整形外科手術、泌尿器科、外科、麻酔科など幅広い領域における術中イメージングに、FDによる高画質な画像の提供を実現します。
全ての領域にハイクオリティ・イメージングを
新世代フラットディテクタ技術｢Retina｣と最新画像処理アルゴリズム｢IDEAL｣を搭載。安定した高画質を実現し、診断の精度を向上させます。
「Retina」FDテクノロジー
データ収集、画像処理、キャリブレーション、撮影透視プログラムの管理など、一連のFD関連画像情報処理を一元化。フラットディテクタの性能を最大限に発揮させるための新世代の技術です。
直感的な操作性により、手術環境を向上
操作性を向上させ、日々の手術環境を向上させる新技術を採用。新開発の “スマートタッチ” ユーザーインターフェイスにより効率的にシステムを操作できます。広いクリアランスのCアームは術中のワーキングスペースを確保。さらにワイヤレスフットスイッチ* の選択も可能になり手術環境を向上させます。
スマートタッチインターフェイス
新開発のスマートタッチインターフェイスを搭載。シンプルな操作が行える「Basic Mode」、細かい調整が行える「Advanced Mode」の選択が可能です。プレビュー画像の表示も可能なため、画像の確認のためにモニタ側へ移動する必要もありません。
Cアーム内部にはゆとりのあるスペースを確保。手術台周りの限られた空間においても、柔軟なポジショニングを可能にし、正面、側面の切り替え時に様々な器具に干渉するリスクを抑えます。コンパクトなデザインと広いクリアランスを備えたアームデザインにより、快適な操作を実現します。
定評のあるモバイルCアームCiosシリーズのI.I.型装置Cios Selectで培った技術、実績をもとに開発。多くのインストールベースが装置の信頼性を支えています。
Cios Select FD に搭載された「Retina」FDテクノロジーは歪みのない画像を提供。さらに最新の画像処理技術「IDEAL」と組み合わせることで、低被ばくかつ高画質を実現しました。金属によるハレーションを抑え、被写体がオフセンターに位置していてもクリアな画像を提供しますので、様々な領域における精度の高い手技をサポート。
