Aptio Automation

Aptio Automationベルトラインをベースにした検体搬送処理システム

アプティオ オートメーションは、様々な測定機器との接続性に加え、測定の前処理・後処理を含めた各種検体処理モジュールを組み合わせることで、採血後の検体を搬送ラインへ投入した後は、測定後の検体の保存・廃棄までのすべての検査工程をフルオートメーション化します。

このことは検査室が掲げる自動化の目標である、「生産性の向上」、「報告時間の短縮」のみならず、「人的エラーの低減」、「安全性の向上」にも大きく貢献します。

 

特長

Aptio Automation

搬送トラック・分析器接続性

  • RFIDを使用した検体1本単位の搬送仕様により、シンプル、かつ迅速な検体搬送
  • 検体がラインを周回する仕様につき、再検用に別途ラインの構築が不用。また、機器・モジュールをラインの両側に配置可能
  • 分析前処理、後処理を含めた検査行程をカバーしたモジュールにより、お客様のニーズに対応
Aptio Automation
  • ユニークなモジュール(RSM、BIM)により、さらなる業務を効率化
  • 外部サンプリング機構を搭載した分析機のためコンパクトな接続スペース
  • 採血後のプライマリー検体を直接運用することで、分析前の分注にかかっていた時間、消耗品を削減し、報告時間の短縮とコストの削減を両立
Apto Automation<br />

DMS 搬送ライン制御システム

  • Webベースの統合された画面により、様々な情報を簡易に入手
  • すべての情報を一元管理でき、接続された分析機までの往復頻度を低減
  • 各種設定を自由にカスタマイズすることにより、お客様のニーズに応じた運用が可能
Aptio Automoation

搬送ライン 導入サポート

  • 導入前の的確な現状分析と提案により、お客様のニーズに応じた問題解決策を立案
  • システムの設置をプロジェクト化することで、役割分担、導入ステップを明確にし、スムーズな導入工程を実現
  • 検査室への継続的な投資を獲得するため、システム導入効果の判定サポートを実施 

仕様

CCDカメラによる検体バーコード読み取り、採血管種とLISオーダーのミスマッチ検出

遠心時間、温度の設定が可能
最大処理能力:300本/時 (10分間遠心時)
届出番号:13B1X10041000034 

オーバーキャップタイプの採血管の自動開栓

最大処理能力:800検体/時 

検体のインプット、アウトプット、ラック指定による仕分け機能
最大720検体搭載可能 

必要に応じた二次子検体の作成、小分け分注機能
最大処理能力:100検体/時(1:4分注時)

分析後の検体保存用チューブシール機能
最大処理能力:800検体/時

チューブシールの除去機能
最大処理能力:200検体/時

ラック単位での検体アウトプット
検体数に応じ追加可能
最大処理能力:800検体/時

  • 検査室の広さ、形状、接続機器に合わせ柔軟なレイアウトを構築
  • 必要に応じ、検体搬送をショートカットさせ最短ルートでの測定を実現 

RFID技術を使用した1検体単位でのスムーズな搬送、円形軌道型の搬送トラック

最大検体搬送能力:3,600検体/時

導入事例

人材育成を見据えながらも即効性のあるタスクシフトの実現も目指し、気送管システムと検体搬送処理システムの直結による検査業務の自動化が進めている湘南鎌倉総合病院。同院検査部の加賀谷 範芳 技師長、射手 麻里子 主任、小野 祐太郎 副主任にシステム導入の背景とプロセス、運用と成果、課題についてお話をうかがいました。

<p>加賀谷 範芳 技師長</p>
<p>射手 麻里子 主任</p>
<p>小野 祐太郎 副主任</p>

導入による検査スタッフ人員数の変化

3名が生理検査とPCR検査へタスクシフト

午前-導入前

受付:2名、免疫:1名、血液凝固:1名、生化学:1名

午前-導入後

免疫・血液凝固・生化学:2名

午後-導入前

受付:1名、免疫:1名、血液凝固:1名、生化学:2名

午後-導入後

免疫・血液凝固・生化学:2名