New Spineクリニック東京 第3回
投資すべきものを見極める!
Cアーム選定の3つのポイント
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手術室の柱となるCアームは
簡便性と機動性、そしてアフターケアを重視
院内の手術室の設計や必要な医療機器の選定にあたっては、まず立地上、広いスペースをとることはできませんでした。加えて、新しい診療・経営スタイルに挑戦しようというなかでしたので、こだわるべき部分とそうでない部分を見極めて投資するようにしました。その結果、手術室の柱となるCアームについては、当初検討していた機種ではなく、より小型で機動性等に優れた機種を選ぶことになりました。
具体的には、Cアームの選定では、画質が求める基準に達していることは大前提のうえで、簡便性、機動性、そしてアフターケアの3点を重視しました。まず簡便性と機動性、つまり「操作が分かりやすく、誰でも扱いやすい」という点について申し上げると、当院では、Cアームを使って行う手技は、日帰りで可能な内視鏡下手術やブロック注射に限られます。そのため、色々と高度な操作ができる必要はありませんでした。むしろ、本当に使う機能だけが搭載され、限られたスペースの部屋で小回りの利いた動きができることの方が重要でした。また、当院では、私や技師以外のスタッフもCアームの位置合わせなどを行うことがあります(第2回参照)。そのため、アームの操作方法が分かりやすいことも1つの評価ポイントでした。
一方、重視したことの3点目に挙げたアフターケアについては、導入後にしか実際のところは分かりません。したがって、それを推測できるものとして、メーカーの営業担当者、および製品説明をくださった方々の話す内容や接し方などから、主に人柄をみました。結果的に当院が導入を決めた製品のメーカーであるSiemens Healthineersの方々は、とにかく一同に真摯という印象を受けました。そして特に、学会場で出会った製品担当者の方が、確かな知識と経験のもと、選択肢や情報を出し惜しむことなく対応をしてくださったことが、私にとっては大きな購入の決め手となっています。
(2024年5月29日取材)
販売名:シオス フィット
医療機器認証番号:305AABZX00017000